琳派創設より400年を記念する年
東京都渋谷区にある、日本画の専門美術館の山種美術館では現在、2015年10月25日までのスケジュールで『特別展 琳派400年記念 琳派と秋の彩り』の展覧会を行っている。休館日は月曜日であり、美術館の開館時間は10:00〜17:00(入館は16:30まで)となっている。
2015年は、琳派の祖といわれる本阿弥光悦が京都洛北の鷹峯に”芸術村”をひらいてから400年をむかえる記念の年だ。琳派は大和絵の流れをくんでいるが、大胆な構図や壁紙のパターンといったもののほか、背景に金箔による装飾が用いられたりと、豊かな装飾性・デザイン性をもつ。
宗達をはじめとする琳派の代表作といえる優品27点も展示
この流派は、本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳・乾山兄弟が発展させ、酒井抱一・鈴木基一が江戸に定着させた流派である。今回の作品展示のメインは彼らの優品がメインになっている。
ほかにも琳派特有の画題や季節館を表した作品や、近・現代の日本画において琳派にならい描いた作品および、琳派に通じる季節感、とりわけ琳派の造形に多く登場する秋の叙情が感じられる作品の3つの切り口から楽しめるようになっている。
(画像は山種美術館ホームページより)

山種美術館 特別展 琳派400年記念 琳派と秋の彩り
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html