五島美術館が所有している貴重な品々が閲覧できる
東京都世田谷区にある五島美術館では、2016年2月14日の期間まで『館蔵 茶道具取り合わせ展』を行っている。
休館日は毎週月曜日(1月11日は祝日のため開館)のほか、年末年始の12月24日から1月4日までにくわえ、祝日の翌日である1月12日となる。開館時間は10:00から17:00で、入館は16:30までとなっている。
展示予定品には、国内のものではわび茶が流派として完成した桃山時代の品々のほかにも、室町時代や江戸時代のものが展示されているのにくわえ、さらに国外のものでは中国の宋や明時代のものや朝鮮の李朝のものがある(都合により予告なく一部展示替えをすることがある)。
明治時代に描かれた茶室起絵図(立体になるように紙を糊付けした建築図面のこと)などもあるほか、展示室には五島美術館庭園内にある茶室の「古経楼」「松寿庵」「冨士見亭」の床の間原寸模型を作っているほか、茶匠の茶会記などを参考に道具の取り合わせの再現展示も行われ、展示数は約70点にのぼる。
ギャラリートークなども多数計画されている
ほかに、多数のギャラリートークが企画されており、「茶道具取り合わせ展について」は2015年12月18日および2016年2月12日に開催、「茶の湯の裂」は2015年12月22日および2016年1月27日開催、「古経楼と茶の湯」2016年1月13日および2月3日に開催する。
このギャラリートークは五島美術館別館講堂にて開催され、入館者ならば無料で聞くことができるようになっているが、100名先着順となっている。
くわえて五島美術館にある茶室で、通常は非公開となっている「古経楼」「冨士見亭」を特別公開する企画も予定されている。当日入館者および入園者は見学が無料となっていて、公開時間は2016年2月10日11:00から16:00までとなっている。
長い時間を経て形作られていった茶道というものが確認できる、興味深い展覧会となっている。
(画像はイメージです)

五島美術館 館蔵 茶道具取り合わせ展
http://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/open.html