旧熊本藩のコレクションを紹介
東京都大田区羽田空港内にある、羽田空港ディスカバリーミュージアムでは、2016年12月19日(土)から2016年3月13日(日)までの期間に第20回企画展、永青文庫コレクションとして「中国 古代の造形」を行っている。入場は無料。
永青文庫とは、東京都文京区目白台にある、日本・東洋の古美術を中心とした美術館である。旧熊本藩主細川家伝来の美術品や歴史資料および、16代当主細川護立の蒐集品などを所蔵し、展示および研究を行っている。
現在の運営主体は公益財団法人永青文庫となっており、理事長は18代当主の細川護煕である。
中国より強い影響を受けてきた日本
日本は漢字をはじめとして、古くより中国の影響を強く受けてきた歴史がある。そして李白、杜甫、白楽天などの漢詩および『史記』などの歴史書および『三国志演義』などの小説が生活文化に染み渡り、必須の知識、教養となっていた。
このような作品にふれるうちに、中国に憧れおよび強い関心を抱く人々も多く出た。そして20世紀には中国大陸で行った鉄道の施設などの開発および、考古学の進展によって新たな文物が発見・発掘された。
それらの品々は人々を感嘆させるとともに、中国数千年の歴史への関心を強くかき立てることとなった。旧熊本藩16代の細川護立もその一人であり、鑑賞するだけではなく、研究用にコレクションを学者や画家、工芸家に提供したのである。
この展覧会では護立のコレクションより、重要文化財を中心に、銅器や陶器を展示、紹介する。
なお開館時間は11:00(土日祝日は10:00)より18:30(最終入場は18:00)である。
(画像はホームページより)

羽田空港ディスカバリーミュージアム 第20回企画展『中国 古代の造形』
http://www.discovery-museum.com/