住友春翠のコレクション展
東京都港区にある、住友コレクション泉屋博古館分館では、2016年2月27日(土)から5月8日(日)までの期間、住友春翠生誕150周年記念特別展として「バロン住友の美的生活 -美の夢は終わらない」の第1部『バロン住友春翠 -邸宅美術館の夢』を行う。
この第1部は明治時代の収集品を公開する『明治編』だ。青年期の春翠の美意識および文化貢献への志をしのぶものである。
公私にわたり文化活動に力を入れていた
明治・大正時代に住友グループの基礎を築いた住友家15代当主の春翠は、公私にわたって文化活動に力をそそいでいた人物であり、多彩な美術品の収集を行っていた。
春翠の美術品収集は多岐にわたり、内外の洋画をはじめ、近代工芸、さらには中国文物までを邸内に飾り愛でた。
そのさまは西欧文化と東洋の文人趣味も融合した独特の世界観を映し出し、その文物を置いていた邸宅・須磨別邸はさながら邸宅美術館の様相を呈した。
この須磨別邸は惜しくも昭和20年の戦災で焼失したが、集められていた収集品とともに、展覧会では現在に伝えられている須磨別邸の様子を模型によって再現する。
休館日は月曜日(ただし3/21は開館し、3/22が休館日となる)で、開館時間は10:00から17:00となる。
なお「バロン住友春翠」展では早期来館者にミュージアムグッズをプレゼントする企画もあるため、早めに見に行くのもいいだろう。
(画像はホームページより)

住友コレクション 泉屋博古堂 公式サイト
http://www.sen-oku.or.jp/