大正時代から昭和にかけて活動していた芸術家
茨城県桜川市にある、真壁伝承館歴史資料館では現在第8回企画展の「永瀬義郎 収蔵品展」を2016年3月20日までの日程で行っている。
永瀬義郎は桜川市(旧西茨城郡北那珂村入野)に生まれた、大正初期から昭和にかけて版画および油絵で創作活動を行っていた版画家・画家である。
この企画展は、版画家の永瀬氏が没してから40年近くが経ったのと、永瀬氏の妻である照子さんから旧岩瀬町に寄贈された永瀬氏の作品を公開する機会を設けるための展覧会となっている。
常に版画を下敷きとしていた創作世界
永瀬は幅広い芸術活動を行っていたことで知られており、絵画をはじめ、エッセイや詩の発表、劇団の立ち上げなどというように、自伝の題名に選んだ『放浪貴族』というに相応しい、自由な生き方をしていたが、その根底には常に版画の世界があった。
そんな自由かつ優雅であった永瀬義郎の人間性に触れることができる機会となっている。
休館日は毎週月曜日および祝日(月曜日が祝日の場合はその翌日も)で、開館時間は9:00から16:30で、入館料は無料となっている。
(画像はホームページより)

真壁伝承館歴史資料館 ホームページ
http://www.city.sakuragawa.lg.jp/page/page002212.html