幕末期から始まるプロイセンと日本の交流
神奈川県にある横浜開港資料館では、平成27年度の第4回企画展である「日独修好150年の歴史 -幕末・明治のプロイセンと日本・横浜」を4月10日まで開催している。
今回の開催においては、国内の諸機関だけでなく、ベルリン国立図書館およびプロイセン枢密文書館、くわえて日本との交流に尽力したドイツ人の子孫からも始めて公開される資料がある。
この展示開催をきっかけに、両国交流の歴史の原点を振り返るとともに、横浜が果たした役割を知ってもらいたい、とのことである。
2011年の条約提携150年の節目のイベントを受け継ぎ
2011年は日本と、ドイツの前身であるプロイセンと日本が通商条約を結んでから150年の節目の年だった。
そのため、この記念展示という形で翌年から国立歴史民俗博物館では条約締結以来の日独交流の歴史を紹介する展示が開催されている。
しかしこの展示は、当初メイン会場とされていた国立歴史民俗博物館では、条約締結以来の江戸時代から現代に至るまでの日独交渉の歴史が紹介されたが、会場のスペースが限られていたため、幕末に江戸幕府と提携された通商条約締結の過程や、横浜でのドイツ人活躍のみを紹介するだけとなった。
(画像はプレスリリースより)

横浜開港資料館 開催中展示案内
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/news/index.html