江戸時代から現代までのファッションを楽しむ
江戸時代から現代まで、日本の絵画に描かれたファッションを紹介する「クールな男とおしゃれな女―絵のなかのよそおい―」展が、恵比寿の山種美術館で、7月13日まで開催されている。
江戸時代まで、日本ではほとんどの人が和服を身につけていた。着物の柄や色をはじめとして、装飾品、髪型など、さまざまな流行が生まれ、江戸絵画や浮世絵のなかに多く描かれた。
「文明開化」を迎えた明治以降は、ファッションも洋装が最先端の流行となり、現代にいたるまで各時代のモードが絵画のなかに映し出されてきた。
戦国武将の肖像や大女優のポートレイトも
本展では、絵画のなかに描かれたスタイリッシュなきこなしを男女別に紹介。「クールな男」のセクションでは、優雅な平安装束、個性的な戦国武将のよそおい、粋な着流し姿などが、時代をおって展示される。
「おしゃれな女」のセクションには、上村松園による清楚な和装や、伊東深水による女優・木暮実千代の華やかな洋装が登場。表情やアクセサリー、ヘアスタイルにも注目したい。
各時代のファッションを楽しみながら、着こなしのヒントを探してみてはいかがだろうか。

クールな男とおしゃれな女―絵のなかのよそおい―
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html