ドラマ化も決定した「永遠の0」の舞台 筑波海軍航空隊がリニューアルオープン
昨年、大ヒットとなった百田尚樹原作の「永遠の0」。2015年のテレビ東京開局50周年の記念スペシャルドラマとして、向井理主演で放送されることが決定し、再び注目を集めている。
茨城県笠間市の旧海軍基地の「筑波海軍航空隊」は、永遠の0の主人公、宮部久蔵が教官として勤務していたという実在の土地だ。映画「永遠の0」のロケ地としても使用された戦争遺構が現在公開され、筑波海軍航空隊記念館として5月17日にリニューアルオープンした。
戦争の遺構を通して当時の生活・息遣いを知る
記念館では、空母「赤城」に実際に乗っていた人が残した記録や、特攻隊の青年が女学生に送ったガラスのペンダントなど、様々な戦争記録が展示されている。土日祝日には、爆撃で司令部庁舎が使えなくなった場合に作られた地下要塞の見学も可能となっているほか、定期的に戦争体験者の講演会も行っている。
本、映画、テレビと続く「永遠の0」旋風。この映画をきっかけに戦争を振り返ったという人も多いだろう。当時の施設をそのまま残す貴重な施設を訪れ、今なお残る「永遠の0」の世界を感じてみてはいかがだろうか。

筑波海軍航空隊
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