江戸の人々を楽しませた妖怪画
浮世絵に描かれた江戸の妖怪を紹介する特別展「大江戸妖怪大図鑑」が、東京の大田区記念美術館で、7月1日から9月25日まで開催される。
江戸時代、鬼や土蜘蛛などの「化け物」や、お菊さんやお岩さんに代表される「幽霊」、蝦蟇や蛇を操る「妖術使い」などさまざまな妖怪が多くの絵師によって浮世絵に描かれ、人々を楽しませた。
葛飾北斎の傑作「百物語」全点を同時展示
同展では、会期を3つに分けて、それぞれ異なるカテゴリーの作品270点を展示。その世界を深く掘り下げて、妖怪画の全貌を紹介する。
最初の会期は「化け物」(7月1日~27日)。歌川国芳や菱川師宣らが描く河童や化け猫、天狗などが会場に集う。
続く「幽霊」(8月1日~26日)では、葛飾北斎による妖怪画の傑作「百物語」の全5点を同時展示し、最後の「妖術使い」(8月30日~9月25日)には芸術性も高い大蛇や狐の姿が楽しめる。

江戸妖怪大図鑑
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H26070809-edoyokaidaizukan.html