「花子とアン」で注目 「村岡花子」をテーマに企画展
大人気NHK連続テレビ小説「花子とアン」の影響で、「赤毛のアン」の翻訳者、村岡花子の生涯に注目が集まっている。村岡花子の仕事と生涯を垣間見ることができる企画展「村岡花子と『赤毛のアン』の世界展」が弥生美術館で9月28日まで開催中だ。
「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」の協力の下、村岡花子の写真や、「赤毛のアンの手作り絵本」の原画、赤毛のアンの舞台となったプリンス・エドワード島の写真などが公開される。
村岡花子の肉声を蓄音器で聞くイベントも開催
関連イベントとして、村岡花子自身の朗読した肉声レコードを蓄音器で聞く「蓄音器で聴く村岡花子の朗読」が8月30日に開催される。村岡花子は昭和7年~16年までNHKの全身であるJOAKのラジオ放送で子ども向けのニュース番組を担当しており、子ども向けの朗読には定評があった。花子の友人である柳原白蓮、市川房枝の肉声も併せて紹介される。すでに、申し込みは締め切られており、応募者多数のため抽選となったとのこと。
読書で教養を高め、より広い世界を知ってほしいという村岡花子の少女たちへの希望が詰まった企画展。ドラマ「花子とアン」と合わせて楽しんでみてはいかがだろうか。

村岡花子と『赤毛のアン』の世界展
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html