選りすぐりの名品を公開
2015年5月17日まで、ブリヂストン美術館はコレクション展の『ベスト・オブ・ザ・ベスト』を開催している。休館日は月曜日で、開館時間は10:00から18:00まで(金曜日のみ20:00まで開館)。
今回の展示は、創設者である石橋正二郎の収集がスタートである約2,500点を数える石橋財団コレクションから、ブリヂストン美術館で管理している約1,600点の中からのベストセレクションとして、約160点を紹介するものである。
なお毎週水/金曜日の15:00からは学芸員の展示作品の解説がある(予約不要)。
西洋近現代美術が系統だってそろえられている
ブリヂストン美術館のコレクションを特徴づけるのは、19世紀以降のフランスを中心とした西洋近現代美術が系統だってそろえられていることである(印象派、ポスト印象派から20世紀のフォーヴィスム、キュビスム抽象絵画、そしてそれらの影響をうけて出発・発展した日本の洋画など)。
展示のみどころは、西洋美術史をかたちづくる画家たちの代表作が含まれるところで、生涯に2点しか自画像を制作しなかったエドゥワール・マネの『自画像』(1878-79年)や印象派時代の特長を教えてくれる典型的なピエール=オーギュスト・ルノワールの作品『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』の展示がある。
なお2015年5月18日よりブリヂストン美術館は休館して新築工事に入るため、これが休館前最後の展示会となる。

ブリヂストン美術館 開催中の展覧会
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/