時代による旅の移り変わりを追う
神奈川県川崎市にある川崎市市民ミュージアムでは、2016年10月8日(土)から11月20日(日)までの期間、企画展示室1にて「旅する人びと -東海道五十三次から世界へ-」を行う。
この展覧会は江戸時代から昭和の初めにかけて大きく様変わりした旅の様相を紹介するものである。
当時の旅人が書き残した旅日記や、旅人が見たであろう風景を題材にした浮世絵、そして旅人が使った旅道具といったさまざまな資料が取りそろえられているため、当時の旅を追体験できるようになっている。
街道の整備や鉄道網などの発達
江戸時代になると、五街道をはじめとする街道が整備されていった。そのため人々は今までより安全に、遠くへ出かけることが可能になった。
関所で移動の自由は制限されていたものの、信仰による参詣は認められていたため、多くの庶民が伊勢参りなどに出かけていった。
そしてさらに明治へと時代が移ると、鉄道が開通されたこともあり、より遠くへ、気軽に旅することが可能となっていったのである。
休館日は毎週月曜日(ただし10月10日は祝日のため開館)および10月11日(火)と11月4日(金)。開館時間は9:30から17:00(入館は16:30まで)である。
川崎市市民ミュージアム 「旅する人びと -東海道五十三次から世界へ-」
http://www.kawasaki-museum.jp/