昔から「時」を表す存在として深い繋がりがあった
東京都渋谷区にある、渋谷区立松濤美術館では2016年10月8日(土)から2016年11月20日(日)までの期間、「月 -夜を彩る清けき光」の展覧会を行う。
月はもともと、1年を12ヶ月の節目を与えると共に、その満ち欠けにより農業などの暦として使われてきた歴史がある。そのため時と月は密接な繋がりがある。
くわえて日本では四季のうつろいに従い景物としてその姿は長らく鑑賞の対象にもされてきた。
美術の世界では多くテーマにされてきた
とくに日本の美術の世界では鑑賞や信仰の対象として造形化される機会が多く、その姿はやまと絵や水墨画、浮世絵版画などに描かれるとともに、工芸の意匠としても採用されている。
この展覧会には絵画をはじめ、蒔絵調度、陶磁器、刀装具や甲冑などで「月」をテーマとしたものを多面的に展示し、日本人に脈々と流れる「月」への嗜好をあらためて見つめていくものとしている。
なお休館日だが、10月11日(火)、17日(月)、24日(月)、31日(月)、11月4日(金)、7日(月)、14(月)で、開館時間は10:00から18:00(入館は閉館の30分前)までとなっている。
渋谷区立松濤美術館 展覧会 「月 -夜を彩る清けき光」
http://www.shoto-museum.jp/exhibitions/170tsuki/