未来遺産技術をパネルで紹介
東京都台東区上野公園内にある、国立科学博物館では現在、「-技術の歴史を未来に生かす- 未来技術遺産 登録パネル展」を日本館1階中央ホールで2016年10月16日(日)までの日程で行っている。
国立科学博物館では平成20年度から、産業技術や科学技術の発展をうながした重要科学史資料(愛称:未来技術遺産)の登録制度を発足させ、毎年登録したもののパネル展を行っている。(9月19日までは一部実物も展示)なお第9回である2016年度の登録資料は16点となっている。
過去に使っていたものも技術遺産に指定
この未来技術遺産だが、家で親が使っていたため触ったことがある、もしくは初めてのマイパソコンとして購入したものがこれだった、というパソコンファンには懐かしいNECの国産パソコン、「PC-9801」といったものや、『ウォークマン』の基となった『プレスマン(TC-50)』も含まれる。
このあたりを見てしまうと隔世の感を禁じ得ない、というとところだろうか。
さらに現在も使用されつづけている洗剤の『トップ』も、酵素を合成して環境に配慮したという役割が評価され、このたび未来技術遺産に登録となった。
あらためて道具による国民生活・経済・社会・文化のあり方を考えさせられるパネル展だ。規模は小さいが、科学技術に興味がある人ならば行ってみるといいだろう。
休館日は9月は20日、10月は3日、11日となっている。開館時間は通常9:00から17:00まで、金曜日は9:00から20:00まで、2016年9月からの土曜日は9:00から20:00までとなっている。なおいずれも入館は閉館の30分前まで。
第9回 未来遺産技術 登録パネル展
http://sts.kahaku.go.jp/event/2016/ft_panel9/