国立科学博物館で企画展「花粉と花粉症の科学」開催中
とうとう花粉症の季節がやってきた。今年は、花粉の量も例年より多いといわれており、花粉症の人には辛い季節だ。花粉症の人におすすめの企画展「花粉と花粉症の科学」が国立科学博物館にて3月20日まで開催中だ。
企画展では、植物の進化と花粉の誕生についてや、堆積物に埋没して保存された花粉化石から過去の植生を知る研究などが紹介される。また、花粉症の原因と歴史、花粉症研究の歴史や世界で花粉症を引き起こす植物などにも触れられる。
花粉症を「生成」「飛散」「曝露」「発症」の4つの視点から科学する
さらに、花粉症の対策として、「生成」「飛散」「曝露」「発症」の4つの段階に分けて展示される。「生成」の展示では、花粉を作らない無花粉スギの開発、「曝露」の展示では花粉が付着しにくい衣服やマスク・メガネ・空気清浄機などが紹介される。さらに、「発症」の展示では、医療の観点での花粉症予防や治療などにも触れられる。
今や国民病ともいわれる「花粉症」。敵に打ち勝つには、まず敵を知ることから。多方面からの花粉を知り、花粉症対策に役立ててみてはいかがだろうか。
花粉と花粉症の科学 国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/event/2016/12kafun/