高円宮が愛した根付
東京都渋谷区の國學院大學博物館で、創立135周年記念として2つの特別展を開催している。
「高円宮家所蔵 根付コレクション」では、高円宮家で所蔵する江戸時代から現代までの根付を280点ほど展示する。
根付は、印籠や巾着、煙草入れ、矢立などの提げ物を帯からつるす時に使う、いわば滑り止めの道具として考え出された日用品。江戸の粋を象徴する遊び心あふれる品々は「掌におさまる美術品」ともいわれ、明治時代には西洋のコレクターを魅了し、多くの品が海外に持ち出された。
今回の展示では、高円宮が愛した根付の「洒落」「優しさや温かさ」そして「捻り」を存分に堪能できる。
大学と縁の深い有栖川宮家旧蔵資料
また、同じ期間で「有栖川宮家旧蔵資料と國學院大學の歴史」も開催している。有栖川宮幟仁親王は、明治15(1882)年に創立された、國學院大學は母体である皇典講究所の初代総裁。今回は、大学の歴史と有栖川宮家との関わりを紹介し、同家ゆかりの品を展示する。
開催概要
会期は5月28日(日)~7月23日(日)で、会期中の休館日は6月19日(月)。開館時間は午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)。入館料は無料。会場は國學院大學渋谷キャンパス内の学術メディアセンター地下1階にある國學院大學博物館。駐車場・駐輪場はないので注意が必要。
(画像は國學院大學博物館公式WEBサイトより)

國學院大學博物館(国学院大学博物館)公式WEBサイト
http://museum.kokugakuin.ac.jp/