日本とエチオピアの共同研究成果
文京区の東京大学総合研究博物館で、東京大学創設140周年記念 国際共同特別展示「最古の石器とハンドアックス―デザインの始まり」を開催している。特別併設展示として「人類先史、曙―東京大学所蔵の明治期人類学標本」を同時開催している。会期は12月24日(日)まで。
展示では、175万年前の最古の「ハンドアックス」など1990年代から近年までに発見された第一級の研究標本を展覧。長年の日本とエチオピアの研究者による共同研究の成果に基づき、ホモ属の系統が出現した250万年前ごろから、ホモ・サピエンス出現までの人類進化の道筋と石器テクノロジーの発展について展示する。
特別併設展示では、東京大学初代動物学教授のモース(E.S.Morse)による大森貝塚や小石川植物園内貝塚などの人類先史コレクションや、人類学講座の初代教授である坪井正五郎の標本資料(土偶、石棒、西ヶ原・椎塚・福田貝塚出土の土器)などを展示する。
関連イベント
ギャラリートークの今後の予定は、12月9日(土) 14:00~15:00に佐野勝宏「石器テクノロジーの変遷とその背景」、12月9日(土) 11:00~12:00に初鹿野博之「大森貝塚と陸平貝塚のあいだ、知られざるモース資料」となっている。
開催概要
開催期間は10月20日(金)~12月24日(日)で、休館日は月曜。時間は10:00~17:00で、入館は16:30まで。入館無料。会場は東京大学本郷キャンパス内にある東京大学総合研究博物館。
(画像は公式WEBサイトより)

最古の石器とハンドアックスーーデザインの始まり 東京大学総合研究博物館
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2017sekki.html