戦国武将など馬好きな人々にまつわる展示
神奈川県の馬の博物館で、企画展「馬をめでる武将たち」を開催している。期間は12月3日(日)まで。
日本の歴史上に馬好きな人々がいたことは、本人の記した書状や、後の時代に書かれた伝記などから知ることができる。そのような馬を愛でた武将は、馬の描かれた絵や、甲冑など、馬に関する品を収集することもあった。
展示では、伊達政宗などの武将が記した馬に関する書状を中心として、日本史上で馬が好きだった武将の頭と心の中をのぞく。
展示する資料は、丸子宿の伝馬を公用の場合のみ無料にするとしている郵政博物館蔵の今川氏真書状や、馬が見たければ取り寄せてみよと愛息へ指示する内容が書かれている大阪城天守閣蔵の羽柴秀吉書状、出かけるので馬を預かってくださいと願う黒田円清(官兵衛)書簡など。
関連イベント
11月23日(祝)に3人の講師による講演会が行われる、講師とタイトルは次の通り。
長塚孝(馬の博物館学芸部長)「朝倉右京進-鞍を造る武士の周辺-」、丸島和洋(慶應義塾大学非常勤講師)「戦国大名の軍隊における騎馬衆―『武田騎馬隊』像の変遷をたどる―」、江田郁夫(栃木県立博物館学芸部長)「信長を歓喜させた東国の名馬」。
開催概要
開催期間は11月3日(金・祝)~12月3日(日)、休館日は月曜。時間は午前10時~午後4時30分、入館は午後4時まで。料金は、大人200円、小中高生30円、20名以上の団体は半額。障害者手帳の提示者は無料(付き添い者は半額)。毎週土曜日は小中高生が無料となる。
(画像は公式WEBサイトより)

馬の博物館
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/