五代目松本幸四郎や吉原の女性達などの錦絵も
東京・世田谷区の静嘉堂文庫美術館で、1月20日(土)~3月25日(日)の期間中「歌川国貞展~錦絵に見る江戸の粋な仲間たち~」が開催される。
19世紀前半の江戸時代後期から末期を代表する浮世絵師である歌川国貞は、59歳で三代豊国を名乗り、歌川派の総帥として活躍。特に美人画と役者絵を得意とした。
この展示では、国貞の代表作の中でも、江戸の香りを色濃い作品を選んで展示。静嘉堂の誇る歌川国貞の作品が8年ぶりに公開され。ほとんど光に当たることなく保存されてきた、摺り立てと見まがうような、静嘉堂の鮮やかな錦絵を実感できる。
吉原で生活する5人の女性を描いた文化12年(1815)頃の大判錦絵「北国五色墨(花魁)」。文久3年(1863)に描かれた「仁木弾正左衛門直則 五代目松本幸四郎 秋野亭錦升 後 錦紅」など。
なお、会期中に作品の展示替えが行われ、前期は2月25日(日)まで、後期は2月27日(火)から3月25日(日)となる。
開催概要
会期は1月20日(土)~3月25日(日)。休館日は月曜日。ただし2月12日は開館し、翌日2月13日(火)が休館。開館時間は10:00~16:30(入場は16:00まで)。
入館料は、一般1,000円、大高生・身障者手帳の所持者と介助者1名は700円、中学生以下無料。一般・大高生は、20名以上で団体割引あり。また、会期中に同展示の入館券の提示で、2回目以降はリピーター割引として200円引き。
(画像は公式WEBサイトより)

静嘉堂文庫美術館
http://www.seikado.or.jp/