国立科学博物館 筑波実験植物園でにて見頃は6月末まで
「国立科学博物館 筑波実験植物園」にて、「アガベ・サルミアナ・フェロクス」の開花が宣言された。
この株が同植物園にやって来たのが1986年。34年前にやって来たものが、今回初の開花となった。見頃は6月末までを予想している。
次はいつ見られるか分からない貴重種
もともとこれは、リュウゼツランの仲間で、リュウゼツランと言えば「センチュリープランツ」と言って、100年に1度しか咲かない種があることで有名です。
今回はそのリュウゼツランの仲間の中でも、特に豪快な大型種で、花序は現在何と高さ6.65m!花芽が確認されたのが2019年12月だったが冬の寒さにも負けず、5ヶ月以上かけてゆっくり伸びた。もともと厳しい環境で生育するため、生長には時間を要すると言う。一度花を開花させると枯死するため、まさに「次はいつ見られるか分からない」、幻の花と言えるだろう。
6月の残りの休園日は29日のみで、7月は6日、13日、20日、27日となっている。入館料は一般・大学生が320円。高校生(高等専門学校生含む)以下と65歳以上は無料となっている。この機会に是非、貴重な植物の生態を観察してみてはいかがだろうか。
(画像は筑波実験植物園公式サイトより)

筑波実験植物園
http://www.tbg.kahaku.go.jp