静かに熟成されたシングルモルト

5年、10年、20年とじっくり時間をかけて築き上げたものは、そう簡単に壊れない。人間も、組織も、そしてウィスキーも。

蒸溜した酒には、ほかにはない深い味わいがある。それを舌の上で味わい、鼻で確かめ、胃の中で熱く感じる。静かな夜に、静かに語らいながら味わうのにふさわしい。
おいしいウィスキーを造るには、よい環境が必要である。サントリーの白州蒸溜所に行くと、仕込み、蒸溜、そして樽での熟成の過程をじっくり眺めることができる。
蒸溜所で味わう｢白州｣と｢山崎｣はいったいどんな味わいなのだろう。シングルモルトで作りこんで12年、その味の秘密が工場見学のどこかに隠されているかもしれない。
＜サントリー白州蒸溜所＞
山梨県北杜市白州町
アクセス：JR中央線・小淵沢駅よりタクシーで10分

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