若者の町・吉祥寺で愛されたアイドル野、
良猫
休日は井の頭公園などで、若者やファミリーが憩いの場としてくつろぐ街・吉祥寺。
春は、ボートに乗りながら花見をする住民も多い街です。
そんな吉祥寺の町の人たちに愛されたアイドル野良猫が居た事を知っていますか?
その猫は、駅近くの駐車場を住処としていて、住民から「にゃあこ」と呼ばれ、親しまれてきました。
ダミ声だけど、甘えん坊なグレーのオス猫だったそうです。
今は亡きにゃあこの写真展
そのにゃあこのお世話をしていた吉祥寺の住民である山懸美礼さんと、吉祥寺のギャラリー「アートギャラリー絵の具箱」のオーナーの藤本さんご夫妻が企画した写真展「にゃあこの足あと~吉祥寺のアイドル猫の新生活の記録」展が、11月24日(火)から始まりました。
駐車場で寝転ぶ姿、パソコンのキーボードを打つようなしぐさなど、愛らしいにゃあこの写真が約50点、展示されます。
実はこのにゃあこは、不慮の事故で今年6月に亡くなってしまったのです。
吉祥寺の皆に愛されたにゃあこの軌跡
事故に遭った際、続々と応援の声や匿名の治療費カンパなどが送られてきて、改めてにゃあこが愛されていたことを知ったと山懸さんは言います。
お葬式には、20人以上の住民が訪れたそうです。
「にゃあこを愛してくれた方々に感謝したい。多くの人から愛された軌跡の猫だと思う。人の絆をつむいでくれた野良猫の一生を見て欲しい」と話しています。
「にゃあこの足あと~吉祥寺のアイドル猫の新生活の記録」展、今月29日までです。