日本の国技「相撲」
街でたまに、相撲の力士さんを見かけることがあります。必ず着物を着て、まげをちゃんと結っていますから、すぐに「お相撲さんだ!」と判ります。実は、外出するときは力士の恰好をするようにと決められています。相撲は伝統を重んじる大事な“国技”。それを徹底している姿なんです。
江戸時代の相撲と浮世絵
相撲は、江戸時代、歌舞伎と並んでとても庶民に親しまれていた競技でした。江戸時代の相撲や相撲を楽しむ人たちの様子は、「浮世絵」で事細かに記録されています。
江戸時代、浮世絵は、いわゆるメディアの記録としても出回いっていました。今で例えるとテレビや新聞、写真みたいなものですね。
よくみると、とても忠実な浮世絵
東京都・両国国技館の1階にある相撲博物館で現在開催されている企画展『江戸時代の相撲錦絵~相撲博物館名品展~』では、江戸時代の浮世絵師が、当時江戸の庶民に親しまれていた相撲という競技や、相撲を楽しんでいた庶民の姿を描いた作品を展示しています。
表情、体つき、意外にも忠実に滑稽に描かれていて、思わず笑ってしまうものも。
今現在の力士との違いも比べながら、江戸時代の相撲を垣間見てくださいね。
『江戸時代の相撲錦絵~相撲博物館名品展~』
会期:2009年10月27日(火)~12月24日(木)
場所:
相撲博物館 〒130-0015 東京都墨田区横網1-3-28(国技館1階)
開館時間:
10:00~16:30
入館:
無料
休館日:
土曜・日曜・祝日、年末年始