“漆(うるし)”という言葉を聞いて、思い浮かぶものは何でしょうか?
輪島塗でおなじみの漆器、お椀などではないでしょうか?
東京・六本木の「SAVOIR VIVRE(サボア・ヴィーブル)」では、
その漆の作家さん、生田真弓さんの個展が開かれます。
タイトルは「生田真弓 乾漆展-うるしごころ-」。
「-うるしごころ-」というサブタイトルが、何だかほっこりした気持にさせてくれます。
私たちは、お味噌汁やお汁粉など、和食に漆器を遣いますが、生田さんの作品は、漆を使った日用品やオブジェ。
まさに、漆アートなのです。
アートの方法も、漆を塗るのではなく、漆を粉末状にした“乾漆(かんしつ)”という技法で、
しっとりと重厚なイメージの漆が、軽やかな印象に仕上がっています。
「こころで浮かんだイメージを漆で表現した」という生田さんの作品は、
モビールや、バッグの取っ手なども漆で仕上げ、どこか和風ながらも、漆の表現できる新鮮さも感じさせてくれます。
作品を観て、あたたかみのある漆の新たな魅力を感じる事が出来るでしょう!
どんな漆作品が出迎えてくれるのか、ぜひ楽しみに足をお運びください。
今月19日まで開催。11時から19時までです。