500年に1人の英傑と称えられた重要人物
東京・渋谷の複合文化施設「Bunkamura」において、江戸時代の禅僧である白隠慧鶴(はくいんえかく)にスポットを当てた「白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ」が、2013年2月24日(日)まで開催されている。
白隠慧鶴は500年に1人の英傑(えいけつ)と称えられた人物であり、現代における臨済宗の僧侶たちの系譜をたどっていくと、すべて白隠慧鶴にいきつくほどの重要人物。
ジャンルを超え、時を越えたメッセージ
80余年の生涯を布教に捧げた白隠慧鶴は、その手段として大量の書画を遺しているが、これまで一般に公開される機会はあまりなかったこともあり、本展は質と量の両方において、史上最高の白隠展と言える規模になっている。
白隠慧鶴による書画は、仏教的なものばかりではなく、庶民信仰にもとづくものや猿や鼠を擬人化したものなど、ジャンルを超えたものであり、時にはユーモアも込められているという。
さらに今、時空を越えて21世紀を生きる現代人に届こうとしている白隠慧鶴からのメッセージを受け取りに行ってみてはどうだろうか。
開館時間は10時から19時まで。
ただし毎週金曜日と土曜日は21時まで開館。入館は閉館30分前まで。
当日券は一般が1,400円、大学生と高校生は1,000円、中学生と小学生は700円となっている。
Bunkamura
東京都渋谷区道玄坂2-24-1

白隠展 HAKUIN | Bunkamura
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/