今年最大の天文ショーとなるか?! アイソン彗星がいよいよ見頃に
今年最後にして最大の天体イベントと言われている「アイソン彗星」がいよいよ近づいてきた。11月29日には太陽に再接近するが、12月2日までは太陽に近すぎるため観察できず、3日以降また姿を現すと予想されている。
彗星は太陽に接近することで活動が激しくなり、12月3日以降に肉眼ではっきり見える彗星として現れることが期待されている。しかし、太陽の熱で彗星自体が崩壊し、消滅してしまうこともあるため、今後の動向は誰にも分からない。
六本木ヒルズでも観察会が開催
全国各地の天文台や博物館などで、アイソン彗星の観察会や観察説明会が行われている。東京でも六本木天文クラブ主催で、12月6日~8日の早朝4:00~日の出まで、六本木ヒルズ東京シティービューのスカイデッキにて「アイソン彗星観察会」が行われる。各日300名までの参加で事前予約が必要。1次募集は締め切られたが、好評につき2次募集が11月29日まで受け付けられている。
NASAは彗星が崩壊し、膨大な量のちりを放出している可能性を報告。一方で別の専門家は、NASAの彗星探査機STEREOの画像から「彗星はまだ存在している」と話すなど、専門家の見解も分かれている。出現場所や位置などは、国立天文台の特設ページ「アイソン彗星」でも確認できる。いずれにしても12月初旬からの早朝、東の空に注目だ。

六本木ヒルズ アイソン彗星観察会
http://www.roppongihills.com/tenmon/tenmon_schedule.htmlアイソン彗星 国立天文台
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2013/ison.html