鹿島神宮所有の国宝も見ることができる
茨城県水戸市にある茨城県立歴史館では、2016年3月21日(月)までの期間、特別展「茨城の宝 I」を行っている。
今回の展覧会は『常陸国風土記』の時代からのこされてきた、茨城の歴史と文化に光をあてる、というのがコンセプトである。
重要文化財を多く展示し、くわえて鹿島神宮からは国宝の「ふつのみたまのつるぎ」も出品されている。このように、普段見ることのできない品々も多数出品されている展覧会である。
今もその「風土記」の写本がのこる
今から1300余年前、奈良時代に地方の文化風土や地勢等を国ごとに記録編纂し、天皇に献上された文書が「風土記」である。
常陸国(現在の茨城県)は編纂の対象となっただけでなく、現在も「常陸国風土記」の写本が存在している。なおこの「常陸国風土記」には、当時の人々や生活、そしてその中でうまれた信仰、自然環境や物産が記録されている。
茨城は昔から水と緑の豊かな大地が広がっている地域である。それはその地方統治の指針をつくりあげることが重視されていたことにつながる。
なお休館日は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)で、開館時間は9:30から17:00(入館は閉館30分前まで)となっている。
(画像はホームページより)

茨城県立歴史館 特別展 茨城の宝I
http://www.rekishikan-ibk.jp/