400種150万本の花が咲きみだれる
あでやかに咲きみだれる花菖蒲を、小舟に乗って楽しめるイベント「あやめ祭り」が、5月31日~6月29日に千葉県香取市の水郷佐原水生植物園で開催される。
6ヘクタールの園内に、400品種 150万本もの花菖蒲がさまざまな色合いの花をつけて咲き誇る。品種数の多さは東洋一で、紫や白、ピンク、青などの色とりどりの花がそろう。
白無垢の花嫁が小舟で挙式
同園のある北佐原・新島地区は島で構成されており、島と島のあいだには水路があるため、かつては笹のかたちをした小舟“サッパ舟”が人々の交通手段として使われていた。結婚式にもサッパ舟が使われ、期間中の週末には、これを再現した実際の挙式も行われ、白無垢の花嫁姿が披露される。
サッパ舟に乗って花菖蒲を観賞できる「園内船めぐり」は、期間中、毎日実施。そのほか、地元産のさつまいもを使ったお菓子が供される野点、市内にある香取神宮の神幸祭で演奏されるお囃子「おらんだ楽隊」の演奏なども楽しめる。

あやめ祭り
http://www.city.katori.lg.jp/suisei-syokubutsuen/ayame.html