「世界のピカソ」の芸術を五感で感じて
ピカソの陶器作品のエディションを数多く包括的に収集した、世界で有数のコレクションである「ヨックモックミュージアム」が、10月25日(日)よりついに開館となる。
アクセスの仕方は、東京メトロ表参道駅から徒歩12分。渋谷駅からは都営バス「新橋駅前」行乗車「青山学院中等部前」下車徒歩1分となっている。
知られざる「ピカソ」の一面、陶芸への想い
実はピカソ、その才能は絵画や版画だけに留まらない。版画のように立体的な作品を複製する事に興味があったため、1947年〜1973年に死去するまでの間は、フランス南部で「ラミエ夫妻」と緊密に協力しながら、数千点にものぼる陶器作品を制作していた。そしてその陶器の複製は、ピカソ・エディションとして番号が付けられ販売された。
時にピカソは、酸化物と泥絵の具を独自に組み合わせたり、表面を削る・彫るなどの型破りな方法で生み出した形態や効果の陶器を作り出したり、ろくろを用いての作業をせず、粘土にもこだわりがなかったため、複製に当たっては職人たちの熟練した技術が求められた。
そのため同美術館での展示はピカソの晩年の粘土を通じた創造の比類なき記録を示すと同時に、熟練した職人たちの技術で作品を完全再現したものとなっている。
開館日である10月25日(日)〜9月26日(日)までの期間は、企画展として「ピカソ:コートダジュールの生活」の展示を行う。入場料は一般1200円、学生800円、小学生以下は無料となっている。
(画像は「ヨックモックミュージアム」公式サイトより)

ヨックモックミュージアム
https://yokumokumuseum.com/