二大巨匠の名品と京の典雅な世界
神奈川県・箱根の岡田美術館で、11月3日(金・祝)~2018年4月1日(日)の期間に、特別展「仁清と乾山 ―京のやきものと絵画―」が開催される。
江戸時代を代表する陶工である野々村仁清と尾形乾山。仁清は「京焼の祖」ともいわれ、鮮やかな色絵陶器を完成させたとされている。一方、尾形乾山は、仁清に続き京焼を発展させ、兄である尾形光琳と合作した絵皿など、絵画とやきものを融合させた革新的な器を生み出した。
この展示では、岡田美術館で収蔵している、仁清の「色絵輪宝羯磨文香炉」や、乾山の「色絵竜田川文透彫反鉢」などの作品に、京の絵師である尾形光琳や伊藤若冲の作品なども併せ、都で花開いた典雅な世界を楽しむことができる。
関連イベント
12月3日(日)に岡田美術館・館長小林忠による講演会「京焼と琳派」、2018年3月18日(日)に、九州国立博物館・副館長伊藤嘉章による講演会「仁清と乾山-絵と焼物という視点から-」が行われる。講演会はいずれも時間は13:00~14:30で、定員は80名の先着順で、電話による事前申し込みが必要。
また、館長の小林忠によるギャラリートークを毎月第2水曜に開催し、学芸員によるギャラリートークを11月10日~3月23日の毎週金曜日に開催している。ギャラリートークはいずれも11:00からで、申し込み不要。参加費無料だが入館料が必要。
その他のイベントについては、公式WEBサイトを確認してほしい。
開催概要
開催期間は11月3日(金・祝)~2018年4月1日(日)、休館日は年末年始の12月31日(日)と1月1日(月)。開館時間は9時~17:00(入館は16:30まで)。入館料は一般・大学生2800円、小中高生1800円。10名以上の団体割引、障害者割引あり。
(画像は公式WEBサイトより)

岡田美術館 OKADA MUSEUM OF ART
http://www.okada-museum.com/