川沿いの桜が、桜の“穴場”
東京とは、桜の名所といわれる場所が沢山あります。その中でも、大きな公園で桜を見るお花見は、東京で見るお花見の醍醐味。しかし、密かな花見スポットとして、街中を流れる“川沿い”の桜が注目されているのをご存知でしたか?
有名なのが、目黒区、中目黒駅近辺の目黒川の桜。そして今回ご紹介するのは、板橋区の石神井川。
ここは、途切れない感覚でソメイヨシノが両岸に植えられており、淡いピンク色でビッシリ埋まります。しかも両岸には散歩道があるので、お花をじっくり見ながら散歩ができる、絶好の花見スポットなのです!
加賀百万石の下屋敷跡の石神井川地区
実はこの地区、加賀百万石の(現在の石川県金沢市)お膝元でした。当時は栄華を誇っていた加賀百万石だけに、広大な敷地にはその名残が残っています。
また、川面を眺めると、可愛らしい鴨、おしどり、板橋区ハクセキレイをはじめ、運がよければ、カワセミがコバルトブルーの羽をなびかせながら飛ぶ姿も。川沿いをずっと歩くと、これまた桜の名所である飛鳥山に続くので、思う存分お花見を楽しめます。
自然に囲まれた絶好の花見スポット、板橋区の石神井川をゆっくり散歩してみては?
《石神井川付近の地図》