誰もがきっとしっている名画家「ルノワール」
絵画に詳しくない方でも、一度は名前くらいは聞いたことがあるであろう、フランス印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841~1919)。ルノワールの画集の序文に「ルノワールの人生と作品は幸福というものを教えてくれる」と書かれていることから、「幸福の画家」という称号が彼には与えられています。
ルノワールといえば、女性と裸婦の芸術家として親しまれてきました。そんなルノワールの作品を十二分に堪能できる展覧会も、いよいよ4月5日(月)まで。東京・六本木にあります国立新美術館で開催中です。
代表作を含む約80点を展示!4章に分けてルノワールの魅力に迫る
展示は4章に分かれています。第1章では、ゆかりの人物や風景を通して、ルノワールの人生と画業を紹介。2章では、彼が生涯を通じて追求した裸婦表現を、各年代の裸婦作品で辿ります。
3章では、ルノワールが絶えず探求した“装飾芸術”を、静物画と装飾画で紹介。そして4章で、ルノワールの魅力をファッションとロココ文化の伝統の視点で紹介しています。
全部を観れば、幸福の画家と呼ばれる所以がきっと判るでしょう。4月5日まで。桜の満開の時季、お花見の帰りにルノワールの“華やか”な世界を堪能してください。