星空を見て悟りを開く?お寺に併設されたプラネタリウム
東京都葛飾区にある「證願寺」。ここは「プラネターリアム銀河座」という自前のプラネタリウムを持っているユニークな寺院として知られている。定員22名のこぢんまりとしたプラネタリウムは完全予約制。座り心地の良いソファーが丸く並べられ、冷暖房、床暖房完備で快適に星を見ることができる。
地球から宇宙への正確なデジタル全天周システムを搭載しており、最新デジタルドームシステム「TriViewStars/トリビュー」を搭載。上映内容は毎月更新されており、9月は中秋の名月にちなみ「月はなにいろ?」というプログラムを九州工業大学とテーマ交換して上映するなど内容も本格的だ。
大人気すぎて10月までは満席!
このプログラム、完全予約制かつ1回の上映が22名と少数のため、すぐに満席になる盛況ぶりだ。10月までは満席で、今は11月以降の予約を受け付けている。
館長はこの寺の第17代住職でもある春日了氏。館長ともう1人の計2名の解説員で説明することで、マンネリを防止し、面白く活き活きとしたトークを楽しんでもらうというコンセプトは1996年の会館当時から変わっていない。
館長の春日氏は住職のかたわら、プラネターリアム銀河座の館長として天文学にも通じている。それだけではなく声楽家として数々の賞を受け、マジシャンとして各国でマジックを披露するというマルチぶりを発揮。また、境内にはいろいろな恐竜のオブジェが置かれている。ユニークな住職、プラネタリウム、恐竜と、色々とみどころが多いお寺であることは間違いない。

プラネターリアム銀河座
http://www.gingaza.jp/index.html