没後400年後陽成天皇など、古筆の優品を一挙に展示
東京・千代田区の出光美術館で、11月11日(土)~12月17日(日)の期間で「書の流儀Ⅱ ─美の継承と創意」を開催。中国を手本としながら独自の発展を遂げた日本の「書」の魅力を、約80件の優品から4章のテーマで構成する。
第1章「伝える、伝わる─伝統美の継承と多彩な個性」では、どのように書の伝統美が継承されてきたか、そこから現されてきた個性や創意を紹介。第2章「王朝の壮麗美─かな書の旋律」では、平安時代に完成を見た「かな書」独自の表現美を堪能する。
第3章「正統なる逸格─没後400年・後陽成天皇の周辺」では、本年で没後400年となる後陽成天皇を中心に、桃山時代の書の新鮮さと豊かな広がりを紹介。第4章「画賛─漂泊者たちの遊芸」では、伝統的な書法をうち破った別格の流儀を生み出した俳人や文人、禅僧などによる画賛の書風に注目する。
学芸員による解説は、11月16日(木)、11月30日(木)、12月7日(木)が10:30より開始。11月17日(金)、11月24日(金)、12月8日(金)が18:00より開始。事前の申し込みは不要で、費用は入館料のみ。
開催概要
開催期間は11月11日(土)~12月17日(日)、休館日は月曜。開館時間は10:00~17:00(入館は16:30まで)で、毎週金曜日は10:00~19:00(入館は18:30まで)。
入館料は一般1000円、高・大生700円で、20名以上の団体は各200円引き。中学生以下は無料(ただし、保護者の同伴が必要)。障害者手帳所持者は200円引きで介護者1名は無料。
(画像は公式WEBサイトより)
出光美術館
http://idemitsu-museum.or.jp/